幻石〜5つの石を探す旅〜

素人の一次創作サイトです。

幻石〜5つの石を探す旅〜 第10話

「アフラが泣くの初めて見た。アフラでも泣くんだね」
「う、うるせーぞリエ!!俺が感情のねぇ奴みたいに言うな!!」
「感情はあるよー。だっていっつも怒ってるし」
「あ"ぁ"!?」
「ほーらもう怒ったー」
「あんた達、そこいらでやめときなよー」
妹から挑発されそれに乗る兄は、見ていてなんとも滑稽である。
今日から家族も1人増え、兄妹はさらに賑やかになった。

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幻石〜5つの石を探す旅〜 第9話

幻石が創られたのは、今から約2000年以上も前のこと。
日本では鎖国が始まる頃だ。
鎖国を開始した年を約1640年だとすると、現在の日本は約4000年ということになる。
その頃、フランスからの船が日本に到着した。
そしてその船の観光客の中に、2人の兄妹が乗船していた。
「日本だー!!侍見られるかなー!?」
「どうだろうね、はっ!侍だから見えない所にいるんじゃね!?」
「アフラ、それ忍者だよ」
2人の目的は、日本に出来た教会を見に来るため。
親が残した、唯一の物だから。

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魔法について

この世界には魔法が存在する。
属性は火、草、水、光、闇の5つ。
妖精はその種族にあった属性を1つだけしか使用できない。
しかしその分魔力自体はとても高い。
火→サラマンダー
草→シルフ
水→ウンディーネ
光→ピクシー
闇→インプ
異種族である妖精の混血の場合も、1つしか使用できない。
例:シルフとサラマンダーの混血であるサージャは草魔法しか使えない。
ただし妖精と妖精でない種族との混血であれば、複数使えることもある。
人間は努力次第で3つまで使えるようになるが、例外としてベネジクトは5つ全て使うことができる。
他にも4つ5つ使える人がいるかもしれない。
人間は複数使える可能性があるかわりに、魔力自体は低め。
その為専用の魔法道具(主に杖)で魔力を増幅させている。
素手で出した場合には、火属性を例に取ると少量の火の粉程しか出すことはできない。
魔物も妖精と同じく1つの属性しか使うことはできない。
それに加え魔力もさほど高くはない。
但し人間よりは高い。
基本的に妖怪の血が流れているもの以外は魔法が使える。
しかし魔法の素質が皆無な人間も存在する。


人間の場合、魔法を使うための条件として、素質とは別にスペルストーンという道具が必要となる。
その名の通り石で、この世界の石は幻石を除き全てスペルストーンになりうる力を秘めている。
その力を引き出す条件は魔法の素質があるものがそれに触れること。
使える属性に応じて色が変わる。
火→赤
草→緑
水→青
光→黄
闇→紫
常に身につけておかないと魔法は使えない。
なので大体の人がアクセサリーとして身につけている。(例:ベネジクトは指輪の装飾にして所持している)


スペルストーンには魔法を使えるようにすること以外に、魔法を記憶させることができる。
これを魔法使い達はナンバリングと呼び、どんな魔法だったかは自分で覚えておかなければならない。
例えば火の粉を出す魔法を1番、大きな炎を出す魔法を2番に記憶させたとする。
発動するときは「火魔法その1」と発言し、力を込める。
すると火の粉が現れる。
しかし自身の記憶が曖昧であったり、間違えて「火魔法その2」と発言し力を込めた場合、大きな炎がでて大惨事となる。
簡単に言うと名前付けと同じ意味をなすもの。



属性ごとに得意な魔法が異なる。
火→攻撃(広範囲)
草→小細工
水→サポート
光→回復
闇→攻撃(狭い範囲)
火属性はそのままの意味。
草属性は情報伝達やワープ、身を潜めるといったあった方が確実に便利といったものを得意とする。
水魔法は攻撃力、防御、移動の強化や、バリアなどの類。光属性程ではないが回復も出来る。
光属性も闇属性もそのまま。
ただしレベルの高い闇属性には人を操ったりすることもできるらしいがあくまでも噂であり、見たものはいない。

8話 あとがき

今回少し短かったですね多分。
文字数とか出ればいいのにー。
そんなこんなで8話です。
もうすぐ2の島へ行きますがその前にまた過去編が始まります。
今度は幻石の過去ですね。
でもベネジクトの時よりは短いと思われます。

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